地域性を表現する環境ディスプレイの力
-広島の魅力を5つのディスプレイゾーンで伝える、新たなアウトレット体験-
|ジ・アウトレット広島|















商業施設において、単なる「買い物空間」ではなく、地域の文化や魅力を発信する「体験空間」が求められる時代。特にアウトレット施設では、多様な来場者に向けて地域性をどのように伝えるかが課題となります。ジ・アウトレット広島では、「広島らしさを感じさせる演出がほしい」という課題のもと、インクロッチェが提案したのは、地域資源を5つのテーマで表現した環境ディスプレイ。結果、来場者の滞在時間が延び、SNSでの拡散や他施設からの問い合わせが増加するなど、視覚体験によるブランド価値向上に寄与しました。
物件概要
物件名|ジ・アウトレット広島
場所|広島県広島市佐伯区
クライアント|株式会社船場
空間デザイン|株式会社船場
ディスプレイ|インクロッチェ株式会社
依頼内容|環境ディスプレイ計画/製作/施工
担当エリア|共有環境部(フードホール/トイレ前通路)
施工箇所|フードコート壁面/トイレ前通路
施工期間|2018年
物件詳細
詳細と空間コンセプト
「広島ならでは」が空間全体のデザインコンセプト。「時間を忘れてゆっくりと過ごせるバケーションハウス」をイメージし、施設全体でローカルな魅力を表現する構成となっています。空間設計は株式会社船場が担当し、ディスプレイの部分をインクロッチェが担当しました。
インテリアコンセプトにおける課題
「広島」という地域の多様な魅力(地場産業・海の幸・酒文化など)をいかに視覚的に訴求し、アウトレットとしてのブランド体験と結びつけるか
提案内容
ディスプレイのテーマは、「広島の地域性を5つのカテゴリーで表現」。「酒」「海」「柑橘」「木工・繊維」「横丁文化」をモチーフに、アーチ型の棚や壁面でゾーニング。それぞれのテーマごとに適したマテリアルとモチーフ(蛸壺・流木・酒樽・地元写真)を組み合わせました。
実施・施工の詳細
フードコート
広島県の特色を5つのカテゴリーに分類した壁面ディスプレイ店舗戦略を実施
繊維(デニム):ものづくりの街としての広島
海の幸:瀬戸内海に面した立地特性
柑橘類:広島名産の柑橘文化
日本酒:西条など酒処としての伝統
木工:広島の伝統工芸品
その他 ビッグテーブル2ヶ所:植栽計画
館内通路環境部壁面及び各所トイレ前通路
マルシェゾーン:カッティングボード・ボトルなどキッチンモチーフ
駅舎ゾーン:道しるべを模したアートレリーフパネル
横丁ゾーン:昭和時代の広島風景をセピアトーン写真でフレーム装飾
館内環境グリーン装飾
成果と反響
「地域資源を可視化するディスプレイがわかりやすく、SNSでの反応が良かった」との声
ジ・アウトレットの他地域施設からも同様のディスプレイ導入依頼を受注
フードコートの回遊性が向上し、滞在時間が平均15〜20分延長されたとの報告あり
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。