売り場の個性をディスプレイで可視化

-流木×文字構成で商品との境界をつくる装飾提案-

|ロイヤルホームセンター川西|

ホームセンターのガーデン売り場では、「商品が多すぎて印象に残らない」「売場装飾が無機質で殺風景」といった悩みが多く聞かれます。特に、商品と装飾の境界が曖昧になることで、せっかくのディスプレイ効果が失われてしまうことも—。ロイヤルホームセンター川西店では、そんな課題に対して「商品とは異なる、空間としての印象を与える装飾」が求められました。インクロッチェは、アップサイクル素材を活かした“意図が伝わる”ディスプレイ空間を実現しました。

物件概要

物件名|ロイヤルホームセンター 川西店

場所|兵庫県川西市

クライアント|大和ハウス工業株式会社

デザイン|株式会社船場

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|ガーデンコーナー上部ディスプレイ計画/施工

担当エリア|1階 入口 ガーデン売場

施工箇所|屋内商品棚上部

施工期間|2019年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

本案件の舞台は、ロイヤルホームセンター川西店のガーデン売場。正面入り口から最も視線が集まる売場上部空間に、象徴的な装飾を設置することが求められました。ただの「植物売場」ではなく、「自然と調和し、環境価値を感じられる空間」としてブランディングする必要がありました。


インテリアコンセプトにおける課題

  • 商品とディスプレイの境界が曖昧になることで視覚的な印象が埋もれる

  • 商品点数が多いエリアでも、主張しすぎず存在感を出せる設えが必要

  • 売場テーマに合わせた“ナチュラルな力強さ”を表現したい

  • 限られたスペースで最大限のインパクトを与えるための素材と構成の工夫が必要ること


提案内容

提案の中心は、「自然素材×文字構成」という発想。商品ではないことが一目でわかる流木素材を使用し、ロイヤルホームセンターの「R」などをモチーフに、アルファベットを構成しました。デザイン性と情報性を兼ねたサイン的ディスプレイとして展開し、あくまで商品とは明確に区別される「装飾」としての役割を果たしながら、ブランドの世界観を強化する目的で計画しました。


実施・施工の詳細

メイン素材: 海から流れてきた流木

構成: 自然素材と金物のR・Cなどの英文字オブジェ

施工位置: 売場の高所に設置し、遠目からも視認できるインパクトを演出

加工・施工: 軽量構造+金属ベースで安定感を確保し、安全性にも配慮

※文字構成には、施設名との関連性を意識しつつ、意味のある選定を行いました(例:Royalの「R」など)。

成果と反響

  • 商品棚と明確に分けたことで、売場に“顔”が生まれたと社内で高評価

  • 「自然素材を活かしたディスプレイが売場のブランド力を高めている」との声

  • 別店舗でのガーデン装飾やアップサイクル提案の継続依頼へと波及

  • “商品と装飾の境界設計”という難しい課題に、明快な答えを示す事例となった


「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?

本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。


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