地下通路に“庭”を出現させるフェイクグリーン演出

-駅ナカ再開発プロジェクトで実現した、歩きながら癒される緑の空間-

|グランエミオ所沢-2期|

駅ナカの地下通路は、動線最優先で無機質になりやすく、利用者の心理的ストレスや疲労感を増幅させる空間でもあります。そこでJR所沢駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」の大規模リノベーションでは、地下動線にもフェイクグリーンを大胆に取り入れ、歩きながら自然を感じられる空間を計画しました。インクロッチェは、環境デザインのプランに沿って、 館内の随所に“庭”のようなフェイクグリーン演出を設置。特に地下階での“緑の抜け感”は、日々の通行にちょっとした驚きと癒しを提供しました。

物件概要

物件名|グランエミオ所沢

場所|埼玉県所沢市

クライアント|株式会社船場

空間デザイン|株式会社船場

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|館内および地下フロアのフェイクグリーン演出/造作計画 /施工 

担当エリア|館内および地下フロア環境部

施工箇所|地下遊休スペース/通路壁面/角スペース  

施工期間|2018年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

JR所沢駅構内の駅ビル再開発に伴う大規模なリノベーションプロジェクトの一環として実施されました。館内全体を対象にしたリニューアルの中で、地下環境エリアの遊休スペースにはフェイクグリーンを用いた“庭”を思わせる演出を数箇所に計画。環境動線にグリーンを配置することで、自然の中を楽しむような感覚を楽しめる空間を目指しました。


インテリアコンセプトにおける課題

  • 駅地下という物理的に日光が入らない環境で、植物を自然に見せるライティングと配置

  • 通行量が非常に多いため、通路幅を狭めない設計と安全性の確保が必要

  • 館内全体のデザインコンセプトと統一感を持たせるバランス調整


提案内容

遊休スペースはフェイクグリーンを中心に、「屋内の庭」を演出。既存の照明計画を活かし、葉や枝に影が落ちる配置で地下特有の“陰影”を楽しめる空間にしました。また防汚処理と固定構造で、清掃・維持管理を容易化しました。


実施・施工の詳細

素材:フェイクグリーン・自然木を使用(UV・難燃対応)

   壁面装飾にはアートフレームをランダムに動きがある構成で配置


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