伝統文化の素材とサステナブル素材がつなぐアート

-新潟県の伝統文化×エシカルデザインアートで実現した壁面演出-

|NECソリューションイノベータ 新潟センター|

オフィス空間におけるアートパネルは、単なる装飾ではなく 「企業の価値観」や「地域とのつながり」を表現する装置になりつつあります。特に多様性・共創・サステナビリティを理念に掲げる企業では、 見た目以上に“意味”のあるアートが求められます。今回はオフィス改装に伴い「wakka(輪・環)」をテーマにした壁面アートを導入。インクロッチェは新潟の伝統と未来志向の融合を手漉き和紙とサスティナブル素材を用いて表現しました。

物件概要

物件名|NECソリューションイノベータ 新潟センター

場所|新潟県

クライアント|株式会社船場

ディレクション|株式会社船場

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|アートパネル計画/制作

施工箇所|会議室通路壁面

施工期間|2025年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

会議室それぞれに“個別のカラー名”が与えられ、 「人材の多様性」「地域との共創」「循環型思考」を象徴する空間づくりが求められました。クライアントからは「社員と顧客をつなぐ“共通の輪”を象徴するデザイン」を意図され、地域素材=小国和紙を活用してほしいという要望がありました。


インテリアコンセプトにおける課題

  • 会議室の機能性を損なわず、企業理念「共創と多様性」を体現

  • 地域素材(小国和紙)との連携による「地域とのつながり」をアピール

  • 素材や表現が押し付けがましくなく、自然に空間と調和すること


提案内容

7色の会議室テーマに呼応した「色の輪」をそれぞれの空間に展開し、“人と人をつなぐ輪” 、“地域と未来を結ぶ多様性”をモチーフに、地域素材(小国和紙)をベースとしてエシカル素材(再生PETフェルト等)で構成。また、パネルベースには珪藻土を塗装し、ナチュラルかつ調湿性の高い仕上がりとしました。


実施・施工の詳細

和紙素材:新潟県小国町の手漉き和紙を採用

構成部材:サステナブルなフェルトパーツ・自然素材パネル・無垢木枠

設置方式:壁面に浮遊するように見えるパネルを等間隔に配置

色設計:7つのテーマカラーを象徴するトーンに和紙染料とフェルト素材を調和

成果と反響

  • クライアントからは「企業理念と地域文化の融合がわかりやすい」と高評価


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本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。


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