地域名を冠した酒樽で「買いたくなる」演出を
-福岡らしさを象徴するディスプレイで免税店の売上導線を強化-
|福岡空港国際線免税店エリア|




国際空港の免税店では単なる物販スペースではなく、「その土地ならではの魅力を視覚で伝える」演出が大きな価値を持ちます。特にお土産文化が根強い日本においては、地域の名産・歴史とリンクした装飾が「記念購入」を促す起点となります。福岡国際空港の免税店エリアでは、インクロッチェが福岡の地酒文化を背景にした「名所オリジナルラベル付きの酒樽ディスプレイ」をデザインし、訪問客の視線と行動を引きつける仕掛けを実現しました。
物件概要
物件名|福岡空港国際線免税店エリア
場所|福岡県福岡市
クライアント|株式会社船場
空間デザイン|株式会社船場
ディスプレイ|インクロッチェ株式会社
依頼内容|環境ディスプレイ計画/製作/施工
担当エリア|免税店エリア中央部
施工箇所|櫓の酒樽ディスプレイ
施工期間|2025年
物件詳細
詳細と空間コンセプト
空間全体は「福岡祭り×日本文化」をベースとしたビジュアル演出が施され、空間中心の大型「櫓(やぐら)」が日本の伝統文化を象徴するステージ的な存在として免税店全体の世界観を牽引しています。インクロッチェはこの櫓の中にディスプレイを構築する形で、「福岡の地酒文化」をビジュアル化する酒樽演出を担当しました。
インテリアコンセプトにおける課題
「免税エリアらしい非日常性」を演出する視覚インパクトが必要
単なるデザインではなく“福岡らしさ”を体現するローカル要素の可視化
商品の販促につながる導線設計との親和性(≒お酒を買いたくなる仕掛け)
提案内容
福岡県内の地名を冠した「架空の酒蔵ラベル」のグラフィックデザインを開発。それぞれに異なるフォント・デザインで個性を与え、複数の酒樽をピラミッド状に積み上げたインパクトある構成としました。
使用モチーフ:酒樽型什器(実物ではなくデザインによる模倣)
ラベル表記:福岡県内の酒どころ地名(例:久留米、糸島、八女 等)
コンセプト:お土産としての酒を想起させる流れ「見る→欲しくなる」
実施・施工の詳細
構成:ピラミッド型に積み上げた樽型の擬似オブジェ(安全性と強度に配慮)
意匠:正面はラベルデザインを視認しやすい構成、側面は菰(こも)テクスチャ
位置関係:免税店エリア中央の櫓の中に展開し、免税店導線の中心として機能
成果と反響
「酒樽の山」が来場者の目を惹き、写真撮影のスポットとして定着
免税店に入るきっかけとなる視覚フックとして、施設側も高評価
地域ラベルの表現が外国人利用客にもわかりやすく、「福岡らしさ」の伝達に成功
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。