BRIDGE FIELD|ランドローバー リニューアル計画

-クルマを超えて、暮らしが広がる場所へ
“車との豊かな時間”を体感するための、小上がりLOUNGE空間を新設-

|CAR BRIDGE|

マセラティからランドローバーへブランド転換するにあたり、単なる店舗改修ではなく「車のある暮らしを体験できる空間」へのアップデートが求められた本プロジェクト。
インクロッチェは “BRIDGE FIELD” というコンセプトを提示し、新ブランドの世界観を空間体験として感じられるリニューアル提案を行いました。

物件概要

物件名|CAR BRIDGE(ジャガーランドローバー)

場所|広島県

クライアント|株式会社ブリッジ

デザイン|インクロッチェ株式会社

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|ブランド転換に伴うリニューアル/空間価値再編集

施工箇所|ショールーム

施工期間|2025年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

ブランド転換に伴うリニューアルの主題は、
「車を見る空間」から「車との暮らしを体験する空間」へのシフト。

そのためインクロッチェは、従来ショールームの構造を活かしながら、
新たに “小上がりLOUNGE” を設け、ランドローバーらしい上質で自然を想起させる世界観を空間化しました。


空間コンセプトにおける課題

  • ブランド転換の印象を自然に伝える世界観づくり

  • 既存家具・什器・壁面を最大限活用し、サステナブルなリニューアルにすること

  • 車の展示とラウンジ体験を滑らかにつなげる動線設計

  • 「非日常性」と「暮らしの延長」を両立させる空間価値の創出


提案内容

① 小上がりLOUNGE|“高揚感” と “暮らしの体験” を同時に生む新たな場所

  • 一段上がることで、来訪者に軽やかな高揚感を与える構成

  • ソファ・オットマン・壁面家具は 前店舗の什器を表装変更して再利用

  • ランドローバーを象徴する「自然とともにある上質な暮らし」を凝縮したディスプレイ構成

  • カフェのように滞在でき、車との関係がより深まる“体験型ラウンジ”として設計

② 受付カウンター|自然・大地を想起させる“岩造形”

  • 来訪者を迎える受付では、自然や大地を象徴する ダイナミックな岩造形 を採用

  • カウンター腰部には地層をイメージしたグラフィックを実装

  • ブランドの持つ「冒険・自然との共生」のストーリーを、入口で直感的に体験できる演出

③ 既存什器 × サステナブル設計|“あるものを生かす”リデザイン

  • 壁面家具、ソファ、オットマン:前店舗什器を 張地変更・表装仕上げで再生

  • 既存の壁面構造や照明を可能な限り活かし、最小限の工事で世界観を刷新
    -「使えるものは使う」姿勢を一貫し、環境負荷と施工コスト双方を削減

  • 結果として“過剰につくらない”軽やかなデザインが空間に調和


実施・施工の詳細

構成素材例

  • タイルカーペット

  • 木目調化粧シート

  • ストーン調塗装

  • 地層モチーフのグラフィックシート

空間的特徴

  • 展示車を眺めつつ滞在できる“視点の高さ”を持つLOUNGE

  • アウトドア × ラグジュアリーのバランスをもつ素材選定

  • 既存設備を活用したエシカルなリニューアル設計

成果と反響

  • 既存什器を活かしたとは思えないほど、ブランド世界観がクリアに立ち上がった

  • 小上がりの新設により、来訪者が自然と滞在し、車との時間を楽しむ空間へ

  • 入り口の岩造形が象徴的で、写真を撮る来店客も増加

  • クライアントからは
     “施工量を抑えながら、新しい店舗の価値が格段に向上した”
     “ブランド転換が空間体験として伝わる構成が素晴らしい”
     との評価をいただきました。


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