光と地域の手仕事で彩る“参加型イルミネーションイベント”
-デニム・木工・バルーンなどの地元資源と共創した冬の風物詩-
|LUXEATER Fukuyama 2017-2019|








イルミネーションイベントは、ただ「光を飾る」だけでは人々の心に残りません。地域に根ざした素材や文化を取り入れることで、共感と記憶に残る体験型演出に昇華することができます。福山市が主催する冬のイルミネーションイベント「ルクシアター」では、インクロッチェが企画からディスプレイまでを一貫して担当。3年にわたって展開されたこのプロジェクトは、イルミネーション×地域資源×参加型演出という独自のアプローチで、大きな反響を呼びました。
物件概要
物件名|ルクシアター福山(福山市イルミネーションイベント)
場所|広島県福山市
クライアント|福山市観光課
デザイン企画・施工|インクロッチェ株式会社
ディスプレイ企画・施工|インクロッチェ株式会社
依頼内容|イルミネーション企画/ディスプレイ制作/イベント企画運営
担当エリア|全体企画および主要ゾーンのディスプレイ演出
施工箇所|駅前広場/駅前通り/中央公園/美術館前広場
施工期間|2017年〜2019年(冬季)
物件詳細
詳細と空間コンセプト
イルミネーションの空間演出を「ただの鑑賞」ではなく、“人が参加できる” “地域と共創できる”エンターテインメント空間と再定義。
イベントタイトル「ルクシアター」は、“街全体が劇場”という意味を込められています。
空間コンセプトにおける課題
単年で終わらない“継続的な地域資源活用”の仕組みを設計
駅前から美術館までの長い導線を「テーマ別ゾーニング」で一体化
地元住民や企業が協力したくなる演出設計と安全性の担保
提案内容
年ごとに規模を拡大し、以下のような演出を提案・実施しました。
2017年|イルミネーションサーカス × クリスマスマーケット
駅前広場:イルミネーションサーカステントと屋台空間
中央公園:デニム素材のテント、木の端材を使ったクリスマスツリー
地元のクラフトマンシップ団体と連携し、参加型イベントを併設
2018年|エリア拡張 × コンテナイルミネーション
駅前広場:遊具メーカー「タカオ」協力によるコンテナ演出
美術館前:地元アーティストが描いたバルーンイルミネーション
中央公園:2日間のクリスマスマーケット+光のインスタレーション
2019年|アップサイクルアート演出
美術館前:でアップサイクル素材(ビーズ/端材/木材)による展示
「廃材を使って未来を描く」がテーマの市民参加型ワークショップを開催
高校生や福祉団体との連携も進め、多世代参加型イベントへと発展
実施・施工の詳細
使用素材:福山デニム・木工端材・バルーン・照明・コンテナ・ビーズなど
多岐に渡り廃材を使用
演出構成:サーカス風イルミネーションテント(2017年)
6mの木製(廃材)イルミネーションツリー(2018年)
バルーンペイントイルミネーション(2019年)
協創者:地元企業、職人団体、学生グループ、福祉団体など
キッズエリア:
木のツリー制作やアップサイクルワークショップなど、子どもも参加できる企画多数
バルーンに絵を描くアート体験などが人気を博し、ファミリー層の回遊にも寄与
成果と反響
参加者・来場者数が年々増加し、3年間連続で開催される地域イベントに定着
商業施設や自治体から「同様の地域共創型演出」への相談多数
福山市内の文化団体から「若者・家族の参加率が上がった」と高評価
単なるイルミネーションを超えた“地域を巻き込む場づくり”として継続の道を拓く
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。