“ときめいて走る女性”を演出する

柱巻き什器と照明デザインの店舗

-ブランド世界観を形にした一点物の空間演出-

|カーリー エ フェリーチェ(Carlie è felice)プランタン銀座店|

シューズブランドの売場は、単に商品を並べるだけでは購買に繋がりにくい時代。特に百貨店内の限られたスペースでは、ブランドの世界観を“空間”として提示する演出が必要不可欠です。「カーリー エ フェリーチェ(Carlie è felice)」は、 “ときめいて走っている女性” をターゲットにした30代前半の働く女性向けブランド。ポップアップから恒久的売場への移行を進める中で、インクロッチェはプランタン銀座(現マロニエゲート)にて柱巻き什器と内蔵照明を設計・制作・施工し、ブランドの集大成とも言える空間を完成させました。

物件概要

物件名|カーリー エ フェリーチェ(Carlie è felice)プランタン銀座(現マロニエゲート)

場所|東京都中央区

クライアント|株式会社ティエム・クルー

デザイン|インクロッチェ株式会社

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|店舗デザイン:柱巻き什器および照明の設計・制作・施工

担当エリア|プランタン銀座靴売場内 (20㎡未満)

施工箇所|柱巻き什器/棚下照明/壁面アートサイン

施工期間|2017年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

「ときめいて走る女性」をテーマにしたシューズブランドを、より恒久的に定着させるためのブランディングプロジェクトの一環として進行。

ブランドの中〜中上価格帯に見合う手仕事感と本物素材を使い、銀座の一等地で“ブランドの顔”をつくることが求められました。


インテリアコンセプトにおける課題

  • 百貨店の靴売り場フロアーの一角(20㎡未満)という制約の中で、強いブランドイメージを打ち出す必要

  • 将来的な退店やレイアウト変更にも対応できる、撤去・移動のしやすい設計

  • 照明工事を外部電気業者に頼らず、什器内部で電気を完結させる効率的構造


提案内容

柱巻き什器

ブランドの世界観を支える什器は、職人による木工の一点物。

見た目は柱に取り付けられているように見えるが、実際は什器下部と一体化し、簡易な撤退工事が可能な構造としました。

内蔵照明

外部電気工事を不要とするため、全て什器内部に棚下照明を内蔵。

コンセント接続だけで光源が稼働し、什器自体が光を放つ演出に。


実施・施工の詳細

什器素材:伝統工芸技術を応用した無垢木材(株式会社伝統工芸ら地元職人協力)

照明:LED棚下ライトを什器内部に組み込み、電源ケーブルが見えない構造に

壁面サイン・アート:ブランドロゴをあしらった装飾パネルと小物什器をオリジナルで製作

商品陳列:全てのアイテム数・カラーバリエーションを基に、VMDセオリーに基づいた商品ディスプレイを実施


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インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。


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