書店空間に“木漏れ日”のような癒しを
-フェイクグリーン×什器で彩るブックストアディスプレイ-
|イーアス春日井 書店|













大型商業施設の書店は、品揃えや回遊性を重視するあまり、どこか無機質になりがちです。「ただ本を並べるだけでは、お客様が長く滞在し、感性を刺激される場所にならない。」イーアス春日井の書店リニューアルでは、“本と向き合う時間をより豊かにする環境づくり”が大きなテーマでした。インクロッチェは、フェイクグリーンや自然素材を用いたディスプレイによって、買い物ついでに立ち寄る書店を、木漏れ日のような安らぎが感じられる空間へと変貌させました。
物件概要
物件名|イーアス春日井 書店コーナー(施設内テナント)
場所|愛知県春日井市
クライアント|株式会社船場
デザイン|株式会社船場
ディスプレイ|インクロッチェ株式会社
依頼内容|店内ディスプレイ計画/製作/施工
担当エリア|書店全体のビジュアルマーチャンダイジング(VMD)
施工箇所|書棚上部/中央什器/レジ周辺
施工期間|2021年
物件詳細
詳細と空間コンセプト
施設全体のリニューアルテーマに合わせ、書店も「自然との共生」をデザイン軸に設定。
ただ商品を並べるのではなく、自然の中で本を選ぶような空間体験を目指しました。特に書店は、長時間過ごす顧客が多く、“何気なく居心地がいい”をいかに演出するかがテーマとなりました。
インテリアコンセプトにおける課題
天井が高く商品が視覚的に埋没しやすい
書棚の繰り返しによる単調さをいかに緩和するか
木材什器が多い一方で、自然を感じる要素が不足
視線の上部・中部・下部で変化をつけるVMDプランが必要
提案内容
提案の核は、「フェイクグリーンを使った木陰の演出」。
書棚上部や柱回りにフェイクグリーンをレイアウトし、空間に陰影と奥行きを持たせ、木製什器やサインと一体化するように配置し、ディスプレイが空間に馴染むようトーンを調整しました。
小型のプランターを使用し、レジ周辺にも視覚的なやすらぎスポットを作成。「木漏れ日の中で本を探す」ような情緒を、人工素材ながら巧みに表現しました。
実施・施工の詳細
素材構成: フェイクグリーン(ツタ・シダ・小枝など)+アップサイクルオブジェ
設置箇所: 書棚上部を中心に、目線より上で動きを持たせる配置
施工方法: 壁面・棚上への直付け&什器埋め込み型プランターで連続性を演出
成果と反響
クライアントから「ただの売場が“選ぶ楽しみの場”に変わった」と好評
顧客アンケートでも「居心地が良い」「本をゆっくり選びやすい」といった声が多く、滞在時間の増加が見られた
同様のフェイクグリーン演出が、施設内他店舗や近隣施設のプロジェクトへも波及
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。