レストラン街に“ガーデンの癒し”を

-フェイクグリーンで居心地を再構築したリニューアル演出-

|グランフロント大阪地下1階|

都市型商業施設の地下飲食エリアでは、「天井が低く圧迫感がある」「人の流れはあるが滞留しない」といった課題が見受けられます。グランフロント大阪B1レストラン街のニューアルでは、“滞在したくなる空間”をいかに演出するかが大きなテーマとなりました。インクロッチェは、フェイクグリーンを主軸に据えた環境ディスプレイによって、都市と自然のバランスをとった「癒しのある食空間」を実現しました。

物件概要

物件名|グランフロント大阪 地下1階レストランゾーン

場所|大阪府大阪市北区(グランフロント大阪 南館B1F)

クライアント|株式会社船場(設計)/大和ハウスグループ(施設運営)

空間デザイン|株式会社船場

ディスプレイ|インクロッチェ株式会社

依頼内容|植栽計画/ディスプレイアレンジ/ゾーニング演出

担当エリア|南館地下1階フロア全体

施工箇所|レストラン街の壁面/共用通路/飲食ゾーン各所

施工期間|2019年

物件詳細

詳細と空間コンセプト

グランフロント大阪の地下1階は、飲食店舗が連なるレストランゾーン。 今回のリニューアルにおいての空間テーマは「アーバン・ナチュラル」。“都市の地下”という制約を受けながらも、自然を感じられる居心地の良い空間を創出することが求められました。


インテリアコンセプトにおける課題

  • 地下特有の閉塞感・低天井を和らげる装飾が必要

  • フロア全体を通した統一感ある植栽計画が求められる

  • 飲食ゾーンであるため、リアルな植栽ではなくフェイクグリーンが必須条件

  • 通路沿いの構成であるため、“見せる”のではなく“歩きながら感じさせる”空間演出であること


提案内容

インクロッチェがデザインしたのは、“ガーデンのようなレスト空間”。壁面や天井部にフェイクグリーンを立体的に配置し、一部にはカフェ・食をテーマにした雑貨を織り交ぜ、視覚的なストーリー性を表現。「料理」「香り」「自然の温もり」を感じさせるような空気感の演出をしました。また、場所によってテーマを微調整し、飽きのこない植栽構成を提案しました。


実施・施工の詳細

素材構成: フェイクグリーン(ツタ・葉物・プランタータイプ)+木箱・アンティーク雑貨

設置方法: 主柱廻り上部装飾/壁面棚/什器まわりに連続的にリピート配置

演出ゾーニング:ガーデンテラスゾーン/ カフェ風雑貨ゾーン/自然素材とグリーンのミックス演出ゾーン

視線導線: 通路の両側に連続性のある“緑のリズム”を作り、視線の流れと滞留性を両立

成果と反響

  • ディスプレイ後、施設運営者から「地下とは思えない明るさと居心地の良さが生まれた」との評価

  • フロア内に飲食店利用者が自然に立ち止まり、写真を撮る姿も増加

  • 空間リニューアル後、他階のレストスペース演出案件にも波及し、同施設6階への展開へと繋がった


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インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。


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