瀬戸内アクティビティを象徴するカフェ空間
-“Build Your Own Future”を体現したエントランスオブジェ-
|福山ロイヤルホテル de TOUR|








ホテルのエントランスやカフェの印象が、その施設の「世界観」を決定づける—。しかし、空間演出に迷いが生じ、「ありきたりなデザイン」や「地域と無関係な装飾」に終始してしまうことも多いのではないでしょうか。「地域性を表現したい」「企業理念を空間で伝えたい」—。 そういった福山ロイヤルホテルの想いを込めた空間再生にインクロッチェは挑み、企業理念と空間演出が結びついた、来訪者の感性に響く空間創りが実現しました。
物件概要
物件名|福山ロイヤルホテル deTOUR
場所|広島県福山市
クライアント|SRホールディングス株式会社
デザイン|インクロッチェ株式会社
ディスプレイ|インクロッチェ株式会社
依頼内容|ホテルエントランス・カフェのオブジェ計画/製作/施工
担当エリア|ホテル1階 ロビー/カフェスペース
施工箇所|カフェファサード/店内オブジェ
施工期間|2022年
物件詳細
詳細と空間コンセプト
福山ロイヤルホテルのリニューアルにあたって新設されたのが、ロビー一体型のカフェスペース。その顔となるエントランスと店内には、企業ビジョンを体現するオブジェが求められました。母体であるSRホールディングスの掲げる「Design Your Life」のビジョンをベースに、インクロッチェが提案した空間テーマは「Build Your Own Future」。自分の未来を構築する意志と、それを可能にする創造性を象徴するコンセプトです。
インテリアコンセプトにおける課題
「企業らしさを空間で伝えたい」「地域性とホテル機能を調和させたい」という要望を受け、以下のような複合的課題があった
市販のアートやグリーンではない、唯一無二のエントランスの象徴化
福山や瀬戸内のアクティビティを想起させるビジュアル性
企業ビジョンと一致するストーリー性のある空間構成
提案内容
オブジェデザインの起点は、「自分の未来を創るための道具」というメッセージ。具体的には、瀬戸内で盛んなアクティビティ(サイクリング・SUP・スケートボード・ボルダリングなど)に使われるパーツを実物で収集し、それらを“プラモデルのように”再構成し、アップサイクルオブジェとしました。
カフェファサードオブジェでは、まだ組み立てられていない部品=“未来の可能性”を、店内オブジェでは、それらが組み上がり立体化された=“自ら未来をつくり上げた結果”、という空間ストーリーで展開しました
実施・施工の詳細
エントランスオブジェ(カフェファサード):
スケートボード・自転車ホイール・サップパドル・ボルダリングパーツ・テニスラケットなどを“未組立パーツ”としてアレンジ構成
配色と素材の対比により「可能性の集合体」を表現
店内オブジェ:
アクティビティに使用される部品を組み合わせ、今にも動き出しそうな生き物の姿を表現
半立体パーツから自立立体像へ変化する流れで、「未来を組み上げる」という意図を可視化
成果と反響
完成後、クライアントからは「イメージ通り、いや、それ以上にブランドメッセージが伝わる仕上がりになった」と高評価
特に「Build Your Own Future」というコンセプトをアートで表現できた点について高評価を受け、来館者の印象にも残るアイコンとなった
また、以前の本社エントランスオブジェが好評だったことによる“再指名”という実績も、本提案の信頼性を裏付ける成果となった
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。