ドラム×帯締めのアート演出で「京都の音」を表現
-インバウンド客へ届ける、和とロックが融合するアートディスプレイ-
|Hard Rock Cafe Kyoto|




“ハードロックカフェ”という世界的ブランドの空間演出において、 その土地の文化と融合させることは、単なる装飾を超えたブランディング戦略の一部です。特に京都のように歴史と伝統の色深い街では、外国人観光客に対し「日本らしさ」をどのように翻訳・演出するかが問われます。ハードロックカフェ京都では、インクロッチェが洋楽器であるドラムと和の伝統工芸を融合させた吊り下げ式アートワークを提案し、他店舗にはない唯一無二の演出を実現しました。
物件概要
物件名|Hard Rock Cafe Kyoto
場所|京都府京都市
クライアント|株式会社船場
空間デザイン|株式会社船場
ディスプレイ|インクロッチェ株式会社
依頼内容|アートワーク計画/製作/施工
担当エリア|3階吹き抜け空間(レストランエリア上部)
施工箇所|天井吊り部
施工期間|2024年
物件詳細
詳細と空間コンセプト
世界中に展開するハードロックカフェの中でも、京都店は特に「和と洋の融合」をコンセプトとしています。 施設全体の空間はモダンでありつつ、京都の伝統文化が随所に散りばめられており、訪日客向けの「体験型レストラン」として位置付けられています。
インテリアコンセプトにおける課題
「ロックの象徴=ドラムセット」を、京都らしく表現する手法の模索
京都らしさ=伝統工芸や和装文化をどのように翻訳するか
高所の吹き抜けにおける吊り演出の技術的・安全的ハードルの克服
提案内容
アートワークタイトル:『今日の舞台(KYO no BUTAI)』
京都の「今日」と「舞台(ステージ)」を掛け合わせた言葉遊び
メイン素材にusedのドラム本体を採用し、インパクトのある楽器演出。表面装飾として、舞妓が着用する着物の“帯締め”をモチーフとした繊細な装飾を施しました。ドラムをただの“オブジェ”ではなく、「音と文化が交差する象徴」として再構成しました。
実施・施工の詳細
構造:安全基準を満たした吊り下げ金具を使用し、吹き抜け天井から懸垂
素材:usedドラム本体/グラフィックシート/帯締めアレンジ
色調:ゴールド・朱・黒をベースに、伝統的な日本の配色にロック感を融合
演出:ドラム本体が回転しているかのように見える多面装飾
成果と反響
海外観光客から「写真を撮りたくなる」とSNSでの拡散が多数
店舗スタッフからは「店の顔になるアートになった」との声
ハードロックカフェ他店舗からも「地域文化とのコラボ事例」として共有依頼あり
結果的に、唯一無二の“京都店らしさ”を空間体験で具現化することに成功
「世界観 × 集客力」の空間づくり、
はじめてみませんか?
本物素材とアップサイクルで空間の個性を引き出す
インクロッチェは、商業施設・オフィス・公共空間など多様な現場で、空間演出をご提案しています。同様の空間ブランディングをご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。